カナダ・東部・ノバスコシア州留学プログラム
ノバスコシア州留学プログラム(NSISP/ノバスコシアISP)では、7つの教育委員会で管轄している州内の約100校のうち、85の中学、高校で、12歳から18歳までの世界中からの留学生を受け入れています。
この州の留学プログラムの特徴は、他州と違って、各教育委員会が独自に留学プログラムを実施するのではなく、ノバスコシア州教育省と7つの教育委員会のジョイントベンチャーとして実施されています。
人口95万人の大西洋に面した小さい州ではありますが、留学プログラムとしてはカナダ全国でも最大規模のプログラムのひとつです。
それゆえ、一番の特徴は、費用が安いことです。他州に比べて4000〜5000ドルくらい安いです。
この費用の点では、どの州も勝ち目はありません。
また、もうひとつの特徴は、留学してくる生徒の国が、アジアに集中しているのではなく、ヨーロッパ、南米など世界の30カ国から、留学生総数、約1000名
が留学してきています。うち日本人は通年50名近く在籍
していますが、各学校には、同じ国出身の留学生が5人以上固まらないように配慮されています。もしあなたが、一人も日本人のいない学校を希望されても、まだまだたくさん、一人も日本人のいない学校があります。
だからといって留学中、一人も日本人に会わないというのではありません。年に何度か、留学生のためにいろいろなアクティビティが計画されていますので、そういった機会に日本人と会うこともあるでしょう。
また、ノバスコシア州では、積極的にサマープログラムを開催しています。7,8月中に中学、高校生向けのサマーキャンプがあります。
個人でも学校単位のグループの参加でも RMCにてアレンジさせていただきます。
ノバスコシア州では、日本のように、6・3・3制です。高校の3年間をノバスコシア州で終えて卒業すれば、そして、12年生の英語の成績が70点以上あれば、TOEFLも免除で、自動的にノバスコシア州の大学やカレッジに入学でき、平均点が85点以上あれば、スカラシップももらえる制度があります。
州内には11の大学と13のコミュニティ・カレッジがあり、毎年、140カ国から、4000人の留学生が大学やカレッジで学んでいます。
もちろん、卒業後は、帰国子女として日本の大学に進学するか、カナダの他州の大学やアメリカのカレッジや大学に進学することもできます。一年や半年留学の場合、日本のもとの中学や高校に戻ります。戻った学校で留年するか、
もとの学年に戻るかは、その学校の校長の方針次第ですので、在籍高校の校長先生に聞いてください。
ノバスコシア州の公立高校もオンタリオ州の公立高校と同じように2学期制で、学期の開始は9月(前期)または2月(後期)
となります。単位制ですので、単位さえ取れれば卒業できます。
ノバスコシア州では、高校は3年間ですので、卒業に必要な単位は、最低18単位です。一学期間で4単位、一年で8単位取れますので、単純に計算すれば、2年半で卒業できることになります。ただ、留学生の場合、3年生でたったの2科目しかとらないのでは時間のむだですし、もったいないので、少なくとも6単位はとって英語の力を高めるようにすすめられます
。
願書は一年中受付けています
。手続きはやはり最低2ヶ月位かかりますので、9月始業の場合は、遅くともその年の5月
半ばまでに
、2月始業の場合は、11月までに申し込んでいただければ何とか間に合います。当RMCは、カナダ・オンタリオ州ベルビル市にありますが、同じカナダの国にありますので、電話も即かけられますし、必要ならば、飛行機でその日のうちに、一時間半あまりで飛んでいくことが出来ます。
ノバスコシア州では、留学生のためのESLは、放課後週2回程度開講されています。オンタリオ州のように単位の取れるESLではありませんが、留学生の英語の勉強のためには大いに役に立っています。もちろん、分からないところがあれば、先生に聞けば、昼休みや放課後に教えてくれますので、積極的に先生に質問したり聞きに行ったりしてください。
ノバスコシア州でも、留学に当たって、英語の入学試験はありませんが、もちろん、ある程度の会話力
はあるほうが生徒本人にとっては楽です。ノバスコシア州のホームステイ・コーディネーターの人々は、まったく英語が話せない状態で留学してきた生徒が、半年、一年・・とたつうちに、驚くほどの上達振りを見せてくれた、というのが何より嬉しく、留学の成功を我が子のように喜んでおられます。カナダ人の家にホームステイし、英語で授業を受け、一日中英語に浸って生活する留学生活の成果で、それがまた、スタッフのやる気につながっているようです。
昨今は、インターネットやアプリケーションの発達で地球の反対側にいてもラインやスカイプで日本の親や友達と無料で話せる時代になりましたが、昼夜反対の日本の友達と深夜に話していては留学の妨げになりますので、気をつけてください。
留学して来る前の日本での成績は中の上が望ましいです
が、事情があって、本来の学力や実力を発揮できなかった生徒も、「ノバスコシアでがんばる」、といいう決意があれば、受け入れてもらえる可能性も大いにありますので、ぜひRMC堂薗にご連絡ください。
カナダの公立高校は、税金を払っている住民のために、可能な限りの最高の教育を約束し、最高の施設を提供しようとしています。そして、究極の目的は、「生徒の多岐にわたる卒業後の進路の希望を可能にしてやるために、卒業までにその準備をしてやらねばならない
」、というものです。
ノバスコシア州では、カナダ全国の高校と同じように、ランクはありませんので、留学生の申込書に書かれた希望とできるだけマッチした学校とホームステイを選んでくれます。このときに、たとえば、「ホッケーをしたい」、「スピードスケートをしたい」。「楽団に入って演奏したい」などの希望がはっきりしていれば、
ノバスコシア留学プログラムでは、そういった活動に強い高校を選んでくれますが、基本的に生徒が市や教育委員会や学校を希望することはできません。
ノバスコシア州の留学プログラムでは、各コミュニティにホームステイコーディネーターが住んでおり、それぞれ受け持ちの生徒をサポートしています。ノバスコシア州全体で、約50人のホームステイコーディネーターが留学生のサポートをしてくれます。ノバスコシア州では、留学エージェントなしでは
申し込めない原則になっていますので、何か留学生に問題があれば、直ぐにエージェントに連絡を取ってくれます。RMCの場合、同じカナダ国内ですので、連絡もつきやすく、なにかあれば電話とメールにて連絡を取り合ってサポートさせていただ
いています。
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